ガルパ備忘録

基本的にはガルパのイベントストーリー、アニソン関連の新譜の感想などを書いてます

【イベスト感想】「偶像を偶像として楽しむこと」

「今回のクリスマスイベはハロハピか!」

ハロハピ×クリスマスって既にやってそうだなと感じるぐらいぴったりのテーマだと思いつつ読み始めました。

まさか"サンタさんという概念"にまで踏み込んだストーリーとは知らずに...

 

今回も話のあらすじと一緒に感想をつらつら書いていきます。

普通にネタバレしているので注意です!

 

【もくじ】

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1.サンタさんはいるの?

「パーーーン」というクラッカーの音と煙のにおいを合図にハロハピの定例会議が始まります。

「会議なのにクラッカーはどうなの?パーティじゃないんだから。」と言う美咲と「会議もパーティと同じで楽しいものでしょ?」というこころ。いつものハロハピですね。

こころの言葉は大人にグサグサ刺さるものばかりですがさすがにもう慣れっこです。

 

なんやかんやでクリスマスパーティをやることになるハロハピ。

メンバーごとに毎年の家族でのクリスマスでの過ごし方を会話のネタにして企画を具体化していきます。

例のごとく話が進むうちに規模は大きくなり、こころの家に野外フェスのステージが出来上がってしまいます笑

 

今回のステージのテーマとして「サンタさん」に向けたステージを行うというものをはぐみが推していきます。

ここまでストーリーを読むと「ん?はぐみはサンタさんをまだ信じてる...?」という疑問が読み手に浮かんできますw

 

余談ですが、ハロハピのストーリーってこちらがついていけなくなりそうになりますよね。

しかし、美咲のセリフがストーリーの読み手としての立場を常に保っていてなんだかんだ入り込める。

インターフェース的な役割をしっかり担っています。

 

話をストーリーに戻します。

美咲と読み手の予感は的中。はぐみはサンタさんを信じていました。

 

今回のストーリーのテーマは「サンタさんという概念」だったのです。

 

ちなみにこころと薫もサンタさんを信じていますw

 

2.サンタさんはいるよ。

美咲は小さいころから冷めた子供だったようでサンタさんを信じている子が羨ましかったと花音に話します。

ここでかのちゃん先輩が松原花音になります。

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花音は今回のテーマの答えを既に持っていたのです。

ハロハピの先輩達って、普段は先輩感があまりないですが、先輩としての顔を美咲に見せる時があります。

薫も「儚き夜の夢」や「バンドストーリー2章」で突然めっちゃ良いこと言うし。

それをちょっと斜に構えた”子供"である美咲が吸収して”大人”になっていくのがハロハピのストーリーの見所だと思います。

 

3.誰だってサンタさんになれる。

世の中にはサンタさんがたくさんいます。パパやママですねw

結果的に今回のハロハピのライブは家族連れのお客さんが多く「サンタさんに感謝を伝える」というテーマをしっかりと成立させています。

しかし、はぐみは本物のサンタさんを呼ぼうとしているのでサンタさんの遅刻を心配します。

 

そして開演直前。

はぐみはサンタさんを探しに飛び出してしまいます。

そして美咲はそれを追いかけますが、ミッシェルを着たままはぐみに追いつくなど不可能。

はぐみを見失い脇道に隠れて一休みします。

休んでいるとはぐみに見つかってしまい絶体絶命。

しかし、はぐみは暗がりにいる美咲とミッシェルの抜け殻をサンタさんだと勘違いします。

この状況で美咲が取った行動は

 

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美咲が”はぐみの”サンタさんになってあげることではぐみは安心し、無事にライブは成功しました。

 

4.ハロハピだからできたテーマ

今回の”サンタさんという概念”というテーマはハロハピでなければ成立しないと思います。

ミッシェルもサンタさんと同じ概念の存在だとするとこんな感じにハロハピのメンバーは分けられます。

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単純に2分割するならこうなると思います。

ミッシェルをサンタさんに置き換えても同じ分け方ができます。

「ミッシェルはいる」側の立場がいるからこそ描けるストーリーがハロハピの良さでしたがサンタさんにまで手を伸ばすっていうのには一本取られました笑

 

自分で図を張りつけといてあれですが、この図イケてないですよね?

実際はこうだと思います。

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「ミッシェルはいる」という立場の中に「ミッシェルの正体が美咲」という立場があるんです。

5.偶像を偶像として楽しむ

今までのストーリーでは「ミッシェルを信じるこころ達がいる中での美咲の葛藤」がテーマだったので、「ミッシェルの中身を知っているかいないか」が1つのポイントでした。

 

ただ今回のサンタさんの話はもう一歩先に踏み込んでいると思います。

クリスマスという行事はサンタさんの正体を知っているけど「サンタさんという存在」を楽しむことで成立しています。

 

それはミッシェルだって同じです。

ミッシェルという偶像を演じることで人々を笑顔にできる。

ミッシェルの中身が人間だとわかっていても笑顔になれる。

今回のイベントストーリーで美咲はそんなことを再確認できたんだと思います。

※今回新規登場した星4の美咲のストーリーを読めていないので実際のところはわかりません泣 

 

ここからは昔色んな現場に遊びに行ってた自分の思いなのですが

声優やシンガーだってありのままの自分ではなく演じることでファンを楽しませてます。

ファンはそれをわかった上で演者の見える部分を楽しむ。

そういう関係性が一番安定すると僕は考えています。

もちろんもっとのめり込んで真剣になる楽しみ方もあります。

ただ、自分の飽きとは関係なく終わりが来てしまうことだってあることという点を踏まえた僕なりの考え方です笑

こういう考え方をすれば推しが結婚したってへっちゃらです!!

 

今回はこの辺で!

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。